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Sub:中国、000905、
長江以北に干ばつの警告

経済局 国際部 国際企画課 海外情報室提供

 

<要約>

 今年の北京は5月から例年になく雨も多く、今年はじめに心配された干ばつも無いと思われていたが、9月1日の農民日報は、改革開放以来最も厳しい干ばつが長江以北の20の省と自治区で発生しているとの警告を発した。春先から集中豪雨に加え、連日38度を超える猛暑が続き、農作物への影響はまぬがれないもようである。

 

<本文>

 報道によれば、今年の中国は1978年以来の厳しい干ばつに見舞われたということである。今年の干ばつの特徴は、災害面積が広範であり、時間が長く、破壊力が大きいことである。この干ばつは長江から北の20の省、自治区に影響を及ぼしているようである。災害規模は、遼寧では100年に一度、山東省ジァオトンでは500年に一度の規模であり、4年連続の大干ばつより、ダムの湖底、河川底が露出し、イナゴも飛ぶことができずに地を這い回っている状態で、一粒の作物も収穫できずに人や家畜の飲み水の確保も困難なもようである。災害発生の原因は主に、松花江の断流と、淮河・安徽の部分的断流である。長江上流の重要な支流の断流であり、現在も100にも上る大中都市で生活用水が極端に不足している。内蒙古では貴重な数万匹の野生の羊が飢え死にし、死体が荒野に横たわっていると言う。

 8月18日の全国夏秋農作物累計では、干ばつによる被害面積は4.6億ムー(1ムー=6.667アール、約3,100万ヘクタール)で、3,500万人以上の人間と家畜2000万匹以上の飲料水が不足していると発表した。断流の主な原因は異常高温であり、ここ数年寒冷地にも関わらず非常に暑かったり、酷暑の中で雹や雪が降るなどの異常気象が起こっている。このような現象はすべて史上最悪を記録している。ある地方では通常の年間降雨量の10%しか降らず、また別の地区では100日間一滴の雨も降らなかった。生態系も悪化の一途をたどり、植被率の低下、草地の後退、土地の砂漠化などが進み、大変厳しい状況となっている。現在干ばつの災害地区では農民の生活用水、農業用水の確保に必死であるが、水資源の確保は極めて困難なもようである。このまま行くと2010年には、中国は非情に深刻な水不足に苦しむことになると専門家は予測している。

 これほど干ばつの被害が深刻とは信じがたいが、この夏に政府機関の多くの幹部が北京周辺の省市を訪れ、砂漠化の実態を視察したということである。北京のすぐ近くまで砂漠化が進んでおり、現在その対策に追われているようである。オーバーな表現ではあるが、このまま砂漠化を防止することができなければ、他の都市への遷都も考えなければならないと言われている。干ばつや、水不足が中国の経済発展を阻止することにならないよう切に願う。



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